家電販売員のミクマリです!
パナソニックの新型食洗器NP-TZ500が発売されました。この記事では、前モデルのNP-TZ300との違いや新しく追加された機能について解説します。
食洗器には、ビルトイン型(埋め込み式)と据え置き型(卓上型)があります。
今回は、パナソニックの2024年新型の据え置き型食洗器を解説します!
新型NP-TZ500と前モデルの比較はこちら!!
NP-TZ500(新型) | NP-TZ300(前モデル) | |
発売日 | 2024年6月 | 2020年9月 |
液体洗剤自動投入 | あり | なし |
おまかせコース | あり | なし |
ナノイーX送風 | あり | あり |
ストリーム除菌洗浄 | あり | あり |
ドア | プッシュオープンドア | センタータッチ自動オープン |
水量 | 9.9 L | 11 L |
電気代 | 770 Wh | 770 Wh |
価格(2024年7月現在) | ¥104,940(税込) | ¥89,800(税込) |
この記事では、以下の内容を詳しく解説します。
- NP-TZ500とNP-TZ300の比較→違いと共通点
- 手洗いとの比較→節水効果と洗浄力
この記事を読めば、どちらが自分に合った食洗機かがわかります。最適な食洗機を見つけるためのお手伝いをしますので、ぜひ参考にしてください。
食洗器 NPTZ500 vs NPTZ300: 主な違いは何か?
パナソニックの食洗器NP-TZ500の前モデルからの主な変更点はこちらです。
NP-TZ500(新型) | NP-TZ300(前モデル) | |
発売日 | 2024年6月 | 2020年9月 |
液体洗剤自動投入 | あり | なし |
おまかせコース | あり | なし |
ドア | プッシュオープンドア | センタータッチ自動オープン |
水量 | 9.9 L | 11 L |
価格(2024年7月現在) | ¥104,940(税込) | ¥89,800(税込) |
ここでは、これらの変更点について詳しく解説します。
新機能:液体洗剤自動投入
今回新しく導入された話題の新機能のひとつです。
自動投入機能:
洗剤タンクに約30回分の液体洗剤を補充することができ、運転のたびに適量の洗剤を自動で投入します。これにより、毎回の計量や投入の手間を省くことができます。
汚れに応じた最適な洗剤量:
食器の汚れの量を警戒し、最適な洗剤量を自動で設定します。これにより、洗剤の無駄を防ぎ、経済的に使用できます。
おまかせコース:
汚れの量に応じて、最適な洗い方を自動で設定する「おまかせコース」を搭載しています。液体洗剤自動投入を使っていれば、適切なタイミングで洗剤の追加投入を行います。
洗剤の補充タイミング:
洗剤タンクの残量が少なくなりましたら、「洗剤補充」の表示が一旦し、補充のタイミングをお知らせします。残り5回分のタイミングで補充をお知らせする機能もあります。
約30回分の液体洗剤が入るタンクが本体に内蔵(下カゴの下)されました。運転のたびに洗剤の適量を自動で投入するので、計量や投入の手間が省けます。
残り5回のタイミングから補充をランプでお知らせ、補充忘れを防げます。
おまかせコースと組み合わせることで、適量の洗剤を自動投入します。
洗剤入れ忘れや使い過ぎを防ぐことが出来ます。
NP-TZ500とNP-TZ300の大きな違いの一つが、液体洗剤自動投入機能です。NP-TZ500には、最新の液体洗剤自動投入機能が搭載されています。この機能により、洗剤の量を自動で調整することができ、常に最適な洗浄効果を得ることができます。
NP-TZ300にはこの機能がなく、手動で洗剤を投入する必要があります。手動投入だと、適量を調整する手間がかかります。液体洗剤自動投入機能の有無は、日々の使い勝手に大きな差を生むポイントです。
新機能:おまかせコース
センサーによる汚れ検知:
NP-TZ500は、着色汚れと油脂汚れの量を2段階で検知する汚れセンサーを搭載しています。これにより、食器の汚れ具合を正確に認識します。
最適な洗剤量と洗浄コースの自動設定:
認知された汚れの量に応じて、最適な洗剤量と洗浄を自動で設定します。
予洗いと洗浄工程の最適化:
予洗い工程で着色汚れを、洗浄工程で油脂汚れを警戒し、それぞれの汚れに応じた洗剤量を投入します。このプロセスにより、洗い残しを防ぎます。
食器の汚れ具合を確認する『汚れセンサー』が搭載されました。
洗浄水の濁度によって汚れを判断、最適な洗剤量と洗浄を自動で決定します。
NP-TZ500は、センサーが汚れの度合いを検知し、最適な洗浄プログラムを自動で選択します。これにより、手間をかけずに効率的な洗浄が可能です。さらに、洗剤の自動投入機能も搭載されており、毎回の洗剤量を計る手間が省け、常に適量を使用することができます。
NP-TZ300にはおまかせコースは搭載されていません。汚れ具合を自分で判断し、適量の洗剤を投入し、適切な洗浄を選択する必要があります。
ドアの開閉がプッシュ式に変更
NP-TZ500(新型) | NP-TZ300(前モデル) | |
発売日 | 2024年6月 | 2020年9月 |
ドア開閉方式 | プッシュオープンドア | センサードア |
特徴 | 大きめのボタンを押すだけ | センサー部分を軽くタッチする |
メリット | ・大きなボタンを押すだけ ・操作がわかりやすい ・直感的に使える | ・センサーにタッチするだけ ・すっきりとしたデザイン ・力の要らない操作方法 |
デメリット | ・ボタンの劣化や故障のリスク ・ボタンが大きくデザインを損なう | ・誤操作のリスク ・センサー故障のリスク |
NPTZ300には、センサーが反応しにくい場合や不具合が生じた場合でも、ボタンで開閉できる『強制開ボタン』が搭載されています。
左右の側面にあり、同時に押す必要があります。
小さいボタンで押すのに指先に力がいるため、個人的には使いにくいと感じました。
NP-TZ300とNP-TZ500の大きな違いのひとつに、ドアの開閉方式があります。NP-TZ300はセンサードアと強制開ボタンを採用していますが、NP-TZ500ではプッシュ式に変更されました。
プッシュ式は、大きなボタンを押すだけで簡単に開閉でき、操作が直感的で使いやすくなります。視認性も向上し、誤操作が少なく確実な操作が可能です。この変更により、日常の使用がさらに便利になりました。
省エネ性能は変わらず 節水性能はアップ
NP-TZ500(新型) | NP-TZ300(前モデル) | |
発売日 | 2024年6月 | 2020年9月 |
標準使用水量 | 9.9L | 11L |
消費電力 | 約770Wh | 約770Wh |
運転時間 | 50Hz:88分 / 60Hz:85分 | ・50Hz:84分 / 60Hz:79分 |
消費電力は同じで、使用水量が削減されました。
運転時間が長くなりましたが、これは省エネ・節水効果を高めるための調整と考えられます。
NP-TZ500は約10%少ない9.9Lの標準仕様使用水量でより高い節水効果を実現しました。消費電力量は両モデルとも約770Whです。NP-TZ500には液体洗剤自動投入機能とおまかせコースが搭載されており、これらの機能により効率的な運転が可能になったと考えられます。
NP-TZ500は指定価格販売 NP-TZ300は指定価格解除
パナソニックでは一部商品に『指定価格』を設定しています。
高額家電は値引き不可? パナ・日立が進める「指定価格制度」とはなにか:impress Watch
2024年7月現在、パナソニックと日立の一部商品に指定価格が設定されています。
この件については、また別の機会にお話しできればと思います。
NP-TZ500は2024年7月現在、¥104,940です。指定価格商品ですので、家電量販店やそのネットショップなど、どこで購入しても同じ価格です。発売からある程度経過すると、指定価格は下がっていきます。
NP-TZ300も指定価格商品でしたが、現在は解除されています。
指定価格解除は、生産が終了して後継機であるNP-TZ500が発売されたためです。
NP-TZ300は、家電量販店ネットショップで¥89,800ほどです(2024年7月現在)。値引き可能な商品ですので、在庫がある店舗で値引き交渉すると、よりお得に購入することが出来ます。
家電量販店によって、保証や取り付け料が変わりますので、よく確認してからの購入をおすすめします。
NP-TZ500が指定価格より安く販売されていた場合、正規代理店ではない可能性があります。
正規代理店ではなかった場合、保証がなかったり、適切な修理が受けられないリスクが考えられます。
価格とコストパフォーマンスは、食洗器を選ぶ際に重要な要素です。NP-TZ500は、長期的には高いコストパフォーマンスを発揮します。
一方、NP-TZ300は価格が抑えられており、基本的な機能を十分に備えています。初期投資を抑えたい方や、必要最低限の機能で十分な方には、NP-TZ300が適しています。
食洗器NPTZ500 vs NPTZ300: 共通の特徴
基本スペックは同じ
NP-TZ500(新型) | NP-TZ300(前モデル) | |
発売日 | 2024年6月 | 2020年9月 |
ナノイーX送風 | あり | あり |
エクストリーム除菌洗浄 | あり | あり |
AIエコナビ | あり | あり |
省エネ性能(消費電力) | 約770Wh | 約770Wh |
本体外形寸法(約) (幅×奥行×高さ) <ドア開放時> | 550 × 344<579> × 598 mm | 550 × 344<579> × 598 mm |
従来の高機能はそのまま、さらに新機能が追加されました。
本体サイズは全く同じで、デザインも開閉ボタンの有無以外は変わりません。
NP-TZ500とNP-TZ300は、両方ともナノイーX送風とエクストリーム除菌機能を搭載し、消費電力量は約770Whでエコナビ機能により省エネ効果が期待できます。デザインとサイズも似ており、キッチンにすっきりと収まる設計です。
ナノイーX送風
ナノイーX送風でニオイを抑制、除菌することができるので、一日分の食器をまとめて洗えます。汚れた食器を入れた際の庫内のいやなニオイを抑えるので、まとめ洗いもしやすくなります。
ナノイーXキーをタッチすると、12時間ナノイーXを送風します。
ナノイーX送風運転中でも、食器を出し入れできます。
ナノイーX送風運転によるニオイの抑制
ナノイーX送風運転による除菌性能
ナノイーX送風で庫内も除菌、キレイに洗い上がった食器を保管できます。洗浄や乾燥運転後、自動的に24時間ナノイーXを送風します。
電気代目安は、24時間/1回 約2.0円です。
手洗いした食器を食洗機に入れて保管する使い方や
消毒したほ乳ビン、食洗機で洗えない食器をナノイーX送風で除菌する使い方もできます。
エクストリーム除菌洗浄
洗浄全コースにおいて、50℃以上の高圧水流で洗いながら、しっかりと除菌できます。食器や汚れに合わせて選べるおすすめのコースがあり、低温耐熱温度60℃以上のプラスチック製食器も洗えます。また、80℃すすぎ機能を使用することで、最終すすぎの温度が約80℃になり、さらに仕上がりを良くしたいときに最適です。
NP-TZ500 vs 手洗い: 節水と洗浄力
NP-TZ500と手洗いを比較する際に注目すべきポイントは、節水効果と洗浄力です。食器洗い乾燥機のNP-TZ500は、最新の技術を駆使して効率的に水を使用し、強力な洗浄力を発揮します。一方で、手洗いは個人の手際や使用する水量に左右されます。ここでは、NP-TZ500と手洗いの節水性能と洗浄力について詳しく比較します。
NP-TZ500の水使用量と節水効果
食洗器は、家事の負担を大幅に軽減するだけでなく、水の使用量を抑えることも可能です。特に、パナソニックのNP-TZ500は高い節水効果を持つことで知られています。実際に手洗いとの場合と比べると、これほどの節水が期待できます。
NP-TZ500は、1回の使用水量は約9.9Lで手洗いの約1/7です。
これは、年間約約23,100円の節約になります。
NP-TZ500が手洗いよりキレイに洗える3つの理由
ポイントとなるのはこの3つです。ひとつずつ解説します。
高い水温
洗浄全コースで50℃以上の高温で洗浄します。
特に、すすぎ工程では70~80℃の高温で行われます。
高圧な水圧
NP-TZ500は高圧の水流を使用して、食器の隅々までしっかりと洗浄します。例えば、扇状に広がる水流は高さ約2メートルに飛ぶ強さがあります。汚れで詰まってしまった、ザルの網目などに効果的です。
強力な洗剤
NP-TZ500は食洗機用洗剤を使用します。これらの洗剤には酵素や漂白成分が含まれており、油汚れやタンパク質汚れを効果的に分解します。
まとめ
ここまで読んでいただきありがとうございます!
新型NP-TZ500と前モデルNP-TZ300がどんな人におすすめかをご紹介してきました。それぞれ、こんな人におすすめです。
NP-TZ500がおすすめな人:おまかせコースや液体自動投入で、より効率化したい人
NP-TZ300がおすすめな人:よりお得にコスパ良く購入したい人
NP-TZ500(新型) | NP-TZ300(前モデル) | |
発売日 | 2024年6月 | 2020年9月 |
液体洗剤自動投入 | あり | なし |
おまかせコース | あり | なし |
ナノイーX送風 | あり | あり |
ストリーム除菌洗浄 | あり | あり |
ドア | プッシュオープンドア | センタータッチ自動オープン |
水量 | 9.9 L | 11 L |
電気代 | 770 Wh | 770 Wh |
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